Video: Polixeni Papapetrou eps-2
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Papapetrou’s photographic images are the materialization of memory. It initiates a process of objectification that allows multi-faceted interpretations. Papapetrou’s images accommodate endless associations: child-play, tragedy, ghosts, human vulnerability, history, innocence. Each photograph is like a monument, which people need to establish to make a memory become objectified. Memory never becomes concrete; but it can participate in becoming an object. An object is a public entity. This object also allows multiple interpretations depending on the subject who engages with the possible meanings of the object. The object becomes a monument, which carries a certain meaning, but at the same time it is an object: a thing. A thing itself does not care about what it carries. It is independent and shows its features according to various approaches we bring to the image. People need monuments because the monument offers unfixed meanings. Objectification arises through the process of participating in the multiple possibility of interpretations. This process opens upon refreshed interpretations and associations. This is the role of an object or a thing.
By Dr. Eiichi Tosaki
パ パペトルーの写真のイメージは記憶の物象化である 。 そのイメージは、 多義的意味の解釈を可能に する客体化の過程の端緒となっている 。 パパペトルーのイメージは際限のない解釈を可能にしている 。 子供の遊戯、 悲劇、 幽霊、 壊れやすい人間、 歴史、 そして無垢。 それぞれの写真は、 人が記憶を客 体 化するのに必要なモニュメントの建立の様である 。 記憶は決して具体化しない 、 しかし 、 客体化することに組することはできる 。 客体はパブリックな ( 公の ) 存在である 。 このもの ( 客体 ) はまた 、 客 体のもつ可能な意味を汲み取ろうとする主体に従って 、 多義的解釈を可能にする 。 この客体はある意 味を帯びるモニュメントとなるが 、 同時に客体 ( オブジェクト ) 、 つまり 「 もの 」 でもある 。 ものそ のものはそれが帯びるものには一切関与しない 。 それは独立しており 、 我々がイメージに持ち込む様 々なアプローチに従ってその姿を見せる 。 人はモニュメントが必要なのはそれが意味を固定化させな いからだ。 客体化は多義的解釈の可能性に参加する過程を通して起こる。 この過程は新たな解釈と連 想の開かれである 。 これが客体つまりものの役割である 。
登崎 榮一 (PhD)
作家・アーチスト メルボルン大学哲学科フェロー
To coincide with Polixeni's current exhibition at The National Art Center, Tokyo, we have provided a translated version of the above video interview in Japanese.
Polixeni: 私が「呪われた国」を制作した時、実は子供達の自由については考慮していなかったのです。 これを作ろうと思ったのは私が海外にいた時で、オーストラリアの風景を非常に懐かしく思い ました。この時初めて、自分はオーストラリア人なんだと感じました。 オーストラリアに戻った時に一番最初に気づいたことは空でした。そして、オーストラリアの 風景についての本を読み始めてアボリジニの土地への理解や関係を知りました。
David O'Halloran: : 魔女の集団についての寓話とか⋯。
Polixeni: ええ。次の段階でそういうこともわかり始めました。そして、子供についても書かれていて、 それは初期のヨーロッパ入植者が経験した土地のことでした。アボリジニは決して道に迷った りはしませんでした。それは、自分達が住んでいる土地だったからです。ヨーロッパ入植者の 知っている土地、または土地への理解の仕方などがアボリジニのそれとは大きく違っていたの です。 そういったところからアイディアをとって一連の作品に反映させました。 しかし、作品を制作するにつれて、別のことも考えました。子供達が土地から姿を消すという ことについてです。道に迷ったわけではなく、人の介入があってのことです。いくつかの事件 が報告されたことで20世紀はある意味、転機になったと思います。例えば、ハンギングロッ ク。あいまいさは残っていますが、この女の子達が道に迷ってしまったのか、または何か人の 介入があって、不幸なことになってしまったのか誰もわからないのです。 1966年はそういった意味で子供に関する転機を迎えたわけです。この国にとって非常に重大な ことでした。これがきっかけとなって親は自分の子供の安全をもっと気にするようになったと 思います。アロウィーズ・ウォレッジやカーメン・チャンといった子供達が自分の家からでさ え姿を消してしまった⋯。 ただ、私の両親はちょっと違いました。移民であったせいかリスクを感じていなかったと思い ます。私が子供に関して気がついたことは、1世代、2世代とこの国に住み続けている家族は この国に着いたばかりの家族よりも断然子供達の安全を心配しているということ。アジア人や アフリカ人の子供達は自分達だけで学校に行きます。私達では考えられないことです。恐らく 、 彼らは地域社会をもっと信じているのだと思います。 とても興味深いですね。
David: あなたは、家の中の部屋を使って沢山の写真を撮っていますね。絵が描かれた背景幕を ほとんどいつも使っていますが外で写真を撮ることもあるのですか。
Polixeni: 小さい子供と一緒だと、スタジオで撮影するほうがずっと簡単です。長時間運転をしてロケ地 に連れて行きたくはなかったし、家で仕事をすることの方がずっと自然でした。 「ファントム・ワイズ」を制作していた時、真っ黒な背景幕を使いました。また、ルイス・ キャロル氏の作品を使って制作し始めた頃、彼の作品の中に、写真の上に絵を描いているもの がいくつかありました。それを見て、私も同じものを再現することが出来るかも知れないと思 いました。それでも、ただ単にそれらの写真をまねするだけではなく、私は、そこに行きつく までのプロセスを変えたかったのです。 私は写真に写る印象や演劇の概念にとても関心がありました。 そこからこんなアイディアが浮かびました。「演劇でよく見かけるような景色の背景幕が作れ ないか。」と。演劇のように現実を非現実へと動かしその空間を使って写真を撮ることができ ないか。と考えました。
David: ヴィクトリア朝の写真に戻るように。
Polixeni: そうです。私達はどうやってこの背景幕を描こうか考えました。この私達とは、私と私の パートナーのロバート・ニールセンのことで、実際彼が背景幕の絵を描くのですが、背景 だけではなく、前景も描く必要があったのです。この背景幕は壁から吊るされ、オリンピア はこの上、この中に立って私がその写真を撮る。舞台のようなものですね。 背景を描くときに前景部分がカメラを通して見た時に本当に前景に見えるように描くには どうしたらいいか考える必要がありました。そこでロバートは、アナモフィックペイント法 を取り入れることにしたのです。そうすることで、普通に見ると歪んで見える絵ですが、カメラを通して見ると完璧に見える のです。
(Olympia is acting on the backdrop)
David: あなたの作品「呪われた国」の中でオーストラリアの寓話には空や明かりが大切だと いう話は先程もありましたが、実際どのように対処されていますか。
Polixeni: とてもいい質問ですね。なぜかというと、ブッシュ地帯に入ると空を見ることも明かりを とることも出来ないことが多いのです。木々が密に重なりあっていますし、スタジオライトも なかったですし、フラッシュもその時は使っていませんでした。
変わりに、反射板を持って行きました。この反射板で光を取り入れて子供達に向かって跳ね返 していました。私達はとても大きな反射板を作りました。本当に大きくて⋯。それを車の屋根 に縛りつけて運んだわけです。
David: さぞかし奇妙な車に見えるでしょうね。
Polixeni: ええ、まったくその通りです。この「呪われた国」の制作には時間がかかりました。理由の 1つは、ロケ地を探し出すこと。2回足を運んで場所を探すことが多かったです。とはいって も、ウェンムラは2.3時間で行けますし、デイルズフォード、ハンギングロックなどは3~3.5 時間で行けますが。2つ目の理由は、その日天気が良いことを祈って最終的に撮影日を決めて いたこと。天気は良いだけでなく、太陽の光があることも大切だったからです。
Video Info
- Title: Polixeni Papapetrou eps-2
- Artist: Polixeni Papapetrou
- Viewed 1153 times
- Posted March 23, 2008
